精神状態が不安定になっていたり、強いストレスを感じることで起こる過呼吸症候群。過呼吸症候群の主な症状は「過呼吸」「動悸」「手足のしびれ」と言われています。

これだけを見るとなにかひどい病気と思えますが、実際は過呼吸症候群で死に至ることはありません。しかし、だからといって軽視してよいわけではないのです。

過呼吸症候群が重い人たちの話を聞くと、あまりのつらさに驚かされるでしょう。

「息苦しい日々が何日も続いて“死”をすぐ近くに感じた」「突発的な過呼吸が起き救急車で病院に搬送された」「ただ普通にしていただけなのにいきなり過呼吸になって倒れてしまった」「どんなに息を吸っても吸っても苦しくてつらいだけでなく怖くなった」

過呼吸症候群はパニック障害と間違われることがあるだけでなく、世間に浸透していないので理解が得にくい状態です。

「精神的なもの(ストレス)が原因なんて甘い」「それって演技なんじゃないの?」「死亡率がないなら問題ない」、と言われてしまった人もいるほどです。

過呼吸症候群はゆっくりと深呼吸を繰り返すと楽になります。また、袋を口に当てて呼吸をするのも効果があるため、不安があるなら常に持ち歩くとよいでしょう。

身近な人が過呼吸症候群になったら?

では家族や友人や恋人、とにかく近くにいる人が過呼吸症候群を起こした場合、いったいなにをしてあげればよいのでしょうか。

「過呼吸症候群」が起こると過呼吸になるだけでなく、手足のしびれなどといった症状も伴うので周囲の人たちは驚いてしまうでしょう。隣にいた人がいきなり息を切らして震えだし、胸を抱えたら…誰でも焦りますよね。

第一に、慌てたり焦ったりして騒ぐのはNGだと言われています。慌てたり焦ったりすると、余計に過呼吸症候群を悪化させる可能性が考えられます。

冷静に対応し、優しく声をかけて落ち着かせるのがポイントです。怒鳴りつけるなどといった刺激になることも逆効果ですので注意が必要です。

過呼吸症候群に有効とされるのが“袋を使った深呼吸”です。ただ深呼吸をするだけでも症状を緩和できるのですが、袋を使うことでより高い効果を得られます。

口に袋をあて、そのままゆっくりと深呼吸を繰り返すだけ。本人が動けないようならどこからか袋を持ってきてあげるとよいでしょう。

過呼吸症候群が重い場合、思い通りに動けなくなることもあるのです。